説明
VIRTUAL X ヴァーチャルX
[シェイプロックHDコア]の高いディファレンシャルがフレアポテンシャルを高め、回転するごとにカバー材質のオイルが付着していない部分がオイルに接地する。
オイルが付着していないカバーは重要だが、選択されたカバーストック[R4S]は、R3Sよりも高い多孔性がありパターン終了地点で摩擦をしっかりキャッチする反応性が高い。
その多孔性質は[R2S]よりも若干手前からレーンに反応し、全体的なリアクションをよりスムーズなものに変え、レーンの変化をスムーズにする[R4S]カバーの最大の特徴の1つ。
【ヴァーチャルX】の大きなフレアポテンシャルと、安定性のある強い転がりは、世界中でストーム製品が愛される理由の一つだ。
ボール軌道イメージ
ボールテスト
テスター石原プロ ボール総合評価
R4Sは素材的には中間よりやや上位の位置ですが、オイルに強くも弱くも無くハイブリッド感もあるので「VIRTUAL X」はセンターメンテナンスであればとても使用しやすい製品だと思います。
転がり感は流石VIRTUALという印象で、適用コンディションもボウラータイプも幅広いですね。
ここがポイント
近年は年一ペースで販売される人気シリーズですが販売から早10年を迎えます。長い年月販売され続け、ボウラーの支持を得ているのは[SHAPE-LOCK HDコア]の完成度が高い証拠ですね。
今回の「VIRTUAL X」には[R4S]素材が被されていますが、レーン手前から中盤までの直進性能が良く転がり始めからバックエンドにかけてはある程度立上り(曲り始め)も早いのですが最後まで曲り切るので見た目は大きく曲がっている印象が ありました。
ピンアクションにおいても元祖インチキピンアクションでコアの強さにより、見た目より軸移動が強いのだと思いました。総合面で非常にバランスの良いボールに仕上っています。