説明
RST X-2 アールエスティー・エックスツー
レーン手前から中盤への適度な摩擦係数を生みながら転がり感も保ちつつ直進する性能を持ち、軸移動も細かい移動を見せるのでレーンドライ部分での過度な反応が無く、ピンに寄るような曲がりが演出されます。
ロトスターツアーコアは回転維持力が強いので、バックエンドでしっかりした曲がりからピンに弾かれる事の無いピンアクションを見せます。
初代RSTがボールオブザイヤーに選ばれるのも扱い易さとピンアクションが認められた結果と言えるでしょう。
バックエンドコントロールにおいてとても優秀な製品で、ロトグリップを象徴する製品にふさわしいボールの誕生です。
ボール軌道イメージ
ボールテスト
テスター石原プロ ボール総合評価
ロトグリップのシリーズは基本「投げ易さ」が特徴ですが、RST シリーズにおいてもそのコンセプトは同様です。
前作RSTX-1 スクワッドがレーン手前からの走りが良く、ブレイクポイントからキレる事なくスム―ズ差を維持する仕様でしたが、今回も基本的な動きは同じです。
オイル量の多いコンディションでも手前の直線的な動きに加え、軸移動も見え易い投球ラインが描けます。
ポイントはやはり投げ易さが売りのボールです。
ここがポイント
レーン手前の直進性を増す為に通常パール素材を用いる事は多いのですが、ROTO の基本コンセプトである”投げ易さ”に拘りを求めた時には、レーンドライ部分での過度な摩擦力は「跳ね返り」が強く、バックエンドでのコントロール性能を失います。
ピンを飛ばす為に入射角度を出すと言う考え方には賛否両論あり、コア性能を高める事でそれを補います。
今回の様に「走り・ストロングアーク」というボールは市場には余り多くありませんので、ドライが強いレーンには最適です。