説明
RST X-1
新開発[RSTコア]はボール中心部より上下の比重が高くなっているため、ゆっくり軸移動をはじめながら、表面カバーの適度な摩擦により中盤からバックエンドにかけて大きくフレア(軸移動)が起きます。
ドライ部分でも良く反応するのですが、ロトグリップの伝統を継承した見事に調整された曲がりは暴れる事なくパワーを継続する事で素睛らしいピンアクションに繋がっています。
しかし新作【RST X-1】は、従来のラインナップより角度のついた大きな曲がりなので、ロトグリップに馴染みの深いボウラーには新鮮な衝撃を受けるのではないでしょうか。
ボール軌道イメージ
ボールテスト
テスター石原プロ ボール総合評価
【RST X-1】に搭載された新コア[RSTコア]は中慣性ではありますが、ボール中心部より上下比重があるのでロトグリップ製品のボールの中ではバックエンドがシャープで゚切れる印象があります。
レーン手前から中盤にかけては軸移動がゆっくりで滑る事なく適度な摩擦を感じながら直進して、ブレイクポイントでは大きく軸が傾く事で一機にパワーを伝達します。
これにより従来のロト製品には無い攻撃的なパフォーマンスをを見せてくれます。
ここがポイント
投げ易い事がROTOGRIPの特徴と定評がありますが、【RST X-1】は今までのROTO製品とはイメージが違いバックエンドがかなり強調された切れを見せます。
表面カバー[マイクロトラックス・ハイブリッド]は基本オイルには強いのですが、オイルのある所から投球ラインを取っても、ドライ部分での反応は良いので角度の付いた曲がりが演出されます。
それでも暴れる感じではないのがロトグリップらしいところだと思いますね。
ピンアクションもとても良い新感覚のボールですね。