説明
PHYSIX SE フィジックスSE
R2カバーの「アストロフィジックス」を除き、PYHSIXシリーズは[NRG]素材をベースカバーにした製品が中心でしたが、最新作【フィジックスSE】には[NANO SMOOTH SOLID]リアクティブカバーを使用しています。
この素材のいい所は、<MARVEL MAXX>シリーズで証明されているように、適度なオイルへの摩擦感を保ちつつ直進力があり、レーンのドライ部分でも極端な変化が
ないコントロール性能の高い所です。
しかしながらコントロール性能だけではありません。
他のフィジックス製品でボウラーを驚かせた最重量[アトミックコア]の威力による優れたリアクション持続性能とピン破壊力は健在です。
高められた中間ディファレンシャルが【フィジックスSE】を高速回転させ、ピンを通して素晴らしい持続性を見せる製品にしているのです。
つまり転がりが保たれつつピンに寄って行くストロングアークの曲がりが得られ、当然ピンアクションも強烈です。
また、外ミスに対してもバックエンドの反応が[アトミックコア]独特の〝我慢してから曲がる”イメージで、ポケットに収まる”ボールモーションにより他製品と比較しても補完性があり、ライン幅も広がり、今までのPHYSIXシリーズと共用する事でより一層攻略できるレーンコンディション幅が広がります。
ボール軌道イメージ
ボールテスト
テスター石原プロ ボール総合評価
フィジックスシリーズ初めての試みの弱いSOLIDカバーですが、【フィジックス・スペシャルエディション】は数量も限定の日本限定発売製品です。
[ナノスムース ソリッドリアクティブ]のベースはR2なのでナノカバーでも弱目のカバーです。
表面仕上げは3000番グリットアブラロン仕上げで曲がり感はありますが、オイルを使い過ぎると差を感じます。
この【フィジックスSE】をラインアップに加えることでヘビーからミディアムコンディションまで適用レーンが格段に広がります。
ここがポイント
【フィジックスSE】を投げていると私でさえ勘違いしますね。
良い方の勘違いですがライン幅が本当に広がり失投を感じさせないんですよ。
ドライでの反応も急激ではなく、手前の薄いオイルに噛み過ぎる事もなく適度な走りがでますし、それでいてピンアクションが半端ないので使い道は本当に広いんですよ。
弱いソリッドが必ずしも良いという事ではありませんが、シリーズ的にここを埋めれば完璧と言う事ですね。
[アトミックコア]の回転維持性能は全ての製品の中でもトップクラスなので、それが弱いカバーをより引き立てていると感じます。
ストーム社の開発力にはいつも本当に驚かせられます。
一体成型での比重がある製品は単に重いだけでは無く回転不足も補う事で威力が発揮されています。